巷に溢れる婚活の情報はとても多く、中には古い情報もあれば、最新の情報もあり、とても様々な情報が溢れかえっています。
そのため、どれが最新の情報を掲載しているのか、何かデータがあれば、果たして最新のデータなのか気になる所でしょう。
また、古い情報を元にすると、思っていた結果と違うということや、現在の婚活事情について把握できないという問題が出てきます。
今回は、そのような方へ最新の調査データをもとに婚活に関する情報や実態について解説していきます。ぜひ、最新の情報を元に婚活に活かしてください。
このページの内容
婚活サービスの利用者は過去最高を更新中
リクルートブライダル総研によると、2020年の婚活サービス利用状況は年々盛んになっています。
結果から2019年の婚姻者のうち、実に13%が婚活サービスで成婚、2年連続で過去最高を記録しているということが分かっています。
また過去に利用していた人も2019年の婚姻者全体の3割以上と、こちらも過去最高を記録していることから、婚活サービスの利用者が増加していることは顕著に出ているでしょう。
男女どちらの割合が増えたということではなく、男女ともに全ての年代で利用経験率が増加していることから、幅広く利用者が増えたことも分かります。
このように、婚活サービスの利用者は過去最高を記録し続け、2017年は15%だったところが、2019年には23.5%と3年を通して明らかに増え、婚活サービスは主流になってきているとも言えるでしょう。
一昔前では、婚活というのは結婚できない人がするというイメージを持つ人も多くいましたが、そのようなイメージも打ち砕かれ、結婚をするためには恋愛結婚がもちろん理想的だと語る人もいますが、一生の結婚生活を見た際には、婚活サービスがどれだけ良いのかという意見を持つ人も増えたと言えます。
婚活実態調査から分かる婚活の変遷
婚活実態調査では、婚活をする人や、婚活方法では何が一番人気なのか、どのような結婚願望を持ってしているのかなど、婚活の変遷が分かります。
多くの結婚実態調査結果があるなかでも、最も面白い内容のものをピックアップして紹介していきましょう。
現代に沿った婚活の実態が明らかになっているので、今婚活をしようかと考えている人や、婚活がどのようにあるのか知りたいという人は参考にしてください。
結婚したい人の数は年々増えている
現代において、結婚に対しての意識を持つ人は減っており、晩婚化と言われる程、深刻な問題が浮かび上がっています。
しかし、そんな中でも結婚希望者は年々増加してきており、婚活サービスを利用していない人でも、結婚を考えている20~40代は増加傾向にあることも間違いありません。
特に婚活サービスを通じて結婚した人の割合は、2013年以降上昇し続けており、『晩婚化』『草食系』という言葉が飛び交う中でも、リアルでも結婚意識を持つ人も増えていると言えるでしょう。
20代という若い年代でも結婚意識を持ち、婚活サービスを利用する人がいるということは、以前よりも結婚に対して真摯に向き合っている人も増えていると言えます。
また、アプリやインターネットが普及した現代だからこそ、婚活がしやすくなっているとも言えます。それについては下記で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ネット系婚活サービスが最も人気
婚活サービスの利用者は、男女・年齢問わず増加傾向にあります。婚活サービスには様々な方法があり、今の婚活ではネット系の婚活サービスである『マッチングアプリ』が出てきました。
そのマッチングアプリは特に人気が高く、幅広い世代が利用しています。これは、スマートフォンによるアプリが増えたこと、ネットがどこの家庭でも当たり前となったことが理由ともいえます。
マッチングアプリなどの場合には、自分で相手を見つけることが条件となりますが、操作方法も難しくないことや、自分で時間がある時に利用できるということが魅力です。
そして、費用も高くありません。そのため若い世代でも望んだまま使えるということもあり、他のサービスよりも利用者が多いと言えます。
それに対して、結婚相談所や婚活パーティなど、出かけたり、時間を有する婚活サービスは横ばいとなっており、需要はそこまで上がっていないということが現状です。
新型コロナウイルスで高まる結婚願望
新型コロナウイルスが流行している中でも、婚活サービスを利用する人は変わらず多くいる実態が明らかになっています。
大半はコロナ以前から利用している人たちですが、コロナ後も変わらず利用をしている人は多く、一定数の増加も見込まれています。
コロナ禍であっても利用できるネット系婚活サービスが人気であり、これは直接接触を必要としないことや、会うことに関しては本人達の意思であるため、必ず会わなければいけないということもありません。
結婚相談所に関しても、現在はお見合いを必要とせずに、オンラインお見合いなどネットを利用したものを取り入れており、マッチングに関してもオンラインマッチングを採用するなど、コロナ感染を防ぎつつ、利用者が満足いくよう徹底してます。
このように新型コロナウイルスに関しての対策も取られていることから、婚活サービスの利用が減少することなく、変わらず上がっているとも言えるでしょう。
婚活実態調査から分かる相手に求める条件
婚活実態調査からは、普段ネットで言われているような噂ではなく、相手に求める条件も様々な形で見えてきています。
相手に求める条件とは、結婚をするにあたり相手に何を求めるのか、また何が求められやすいのかということです。
これに関しては、色んな人が様々な条件を掲示するでしょう。それに合う人がいるかどうかということは別問題ですが、この条件を間違えると、明らかに婚活は失敗する可能性が高くなります。
では、相手に求める条件の中で、どのような条件が多く上がっているのでしょうか。それについて解説していきましょう。
経済的安定
「安定した収入」「安定した職業」という条件がどの条件よりもトップを取っており、多くの人が求めています。
これは新型コロナウイルスも影響していると言えますが、現代の日本は安定した職業というものは少なく、いつ失業するか分からない状況下でもあります。
やはり『安定』という言葉はとても影響があり、結婚生活を維持していくためにも必要となる要素の一つでしょう。
高収入や高学歴も中にはありますが、どれだけ高収入であったとしても、安定していなけれな意味がありません。
例え収入が平均程であったとしても、それが安定している人の方が明らかに結婚への道は近くなります。
男女混合の調査結果でもあることから、女性だけが望んでいるというわけではなく、男性も女性に安定を求めている可能性も否定できないでしょう。
相手との距離感
新型コロナウイルスによって、結婚後の夫婦に新たな問題が上がっていることは事実です。テレワークというものは、確かにコロナ感染を防ぐためにも必要であるものの、今まで長期間一緒に過ごしていなかった夫婦に課せられる距離感が原因で離婚も増えました。
そのことから、婚活で求める人が多くなった条件の一つが「距離感」です。長時間一緒にいても苦にならないということが上位に入ってきました。
また個人の時間、二人の時間を大切にしてくれる人というものも重要で、一緒の空間にいたとしても、お互いのやりたい事を尊重し、大切にしてくれるというものはコロナが関係せずとも重要でしょう。
このように、相手との距離感というものは夫婦間でも難しいもので、どのように維持できるのか、どのような尊重の仕方を必要とするのかというのは今後の課題ともなっていくでしょう。
健康面
健康面という項目が条件の中でランクインしています。相手の健康面を気遣うことができるのか、また家庭を築いていく上で、健康な相手が良いと言う人もいます。
年齢を重ねると、どうしても問題となることは『健康面』でしょう。持病があったり、一緒に過ごしていこうと思う矢先に介護が必要となっては結婚の意味もありません。
また、安定した収入や職業を維持するためにも、健康面は重要となってきます。このように、お互いに健康に気を使える人、持病がない人というのが条件に上がってくる理由となるでしょう。
もちろん、50代60代の婚活では、この健康面に関してはより強い条件となります。年配者の婚活は、第二の人生を歩もうとしている人や、余生を一緒に過ごしたいという人が多くいます。
持病は仕方がないとしても、すぐに介護を必要とするような環境を持つ人は婚活してもうまくいく保障はないでしょう。
婚活は年々盛り上がりを見せている!
現代の日本では婚活が主流となり、年々盛り上がりを見せています。一人の時間が増え、コロナ禍であっても需要が減る様子はありません。
そのことから、今後も一層膨れ上がるであろう婚活の実態は決してネガティブなものではないということが言えます。
婚活の方法にもよりますが、ネットを利用した婚活だけではなく、これから結婚相談所や婚活パーティーも形態が変わり、それに伴い盛り上がってくるでしょう。