結婚を望む女性であれば誰しも、思い浮かべる理想の男性、理想の結婚の姿があると思います。幸せを求める事は、人として、あるべき姿です。
しかし、自分の理想を追い求めるあまり『やばい』『痛い』婚活女子になっていませんか?
今回の記事では、そうならないための注意点をまとめました。
婚活女子の傾向|やばい・痛いセルフチェック
自分が現在どのような状態になっているのか、自分で気づき、判断する事はとても難しいものです。
以下にやばい、痛い婚活女子の特徴をまとめたので、自分があてはまっていないか、セルチェックをしてみて下さい。
プライドが高すぎる、高望みしている
ありがちなのが、『自分はモテる』という思いが強くなり過ぎて、プライドが高くなってしまうケースです。特に20代の女性に多い傾向があります。なぜなら、婚活市場において、20代の女性は絶対数が少ないため、男性からのお見合い申し込み数が増える傾向があるからです。
実際は、お見合いを申し込んだ男性からすると、『若いし、とりあえず会ってみたいな』という程度の行動かもしれません。しかし、女性側からすると『私ってモテるのかな』と思ってしまいがちなようです。
特に20代のうちに『私はモテる』と思ってしまうと、自分に対する客観性を失ってしまい、どんどん高望みしてしまう危険性があります。そして30代になって『若さ』のアドバンテージが薄れてからも、『私はモテる』という思いを引きづってしまい、それが成婚の妨げになってしまう事も。
メイクやファッションが若作りし過ぎ
婚活市場においては、どうしても若い女性の方が有利になってしまいます。婚活男性のボリュームゾーンである、30~40代の男性は20代の若い女性を求めている傾向があるからです。
そんな状況に立たされた30~40代の女性の中には、過度な若作りをしてしまう方も。
『年相応』という言葉が示すとおり、30~40代の女性には、その世代に合ったファッションやメイクがあるはずです。自分を客観的に見て、自分に似合うメイクやファッションを見つめ直してみましょう。
年相応の落ち着いた見た目は、『自立している大人の女性』という印象を男性に与え、魅力的に映ります。
既婚の友人やそのパートナーへの悪口を言う
婚活がうまくいかない時期が続いてしまうと、つい周りの既婚者に嫉妬してしまい『なんであの子が結婚できて私が』『私の方が綺麗なのに』などの愚痴をこぼしてしまう、なんて事もあるかもしれません。
しかし、そういった言動は、自分の中にネガティブな感情を増幅させてしまうし、周りの友人も聞いていて良い気はしません。それに、ネガティブな状態では、良い出会いが訪れても、それに気づくことが出来ないかもしれません。
やっかみによるネガティブな感情に振り回されそうになったら、ひとまず婚活以外の趣味などに没頭してみたり、運動をしてストレス発散をしたりして、自分の感情のバランスを保つ努力をしてみましょう。
モテ自慢がひどい
『たくさんお見合いの申し込みがあった』『街で男性から声をかけられた』などの、『私はモテます』とアピールする言動も、痛い女子と判断されてしまう要因になります。
ある程度の年齢になった大人の女性が、多少男性からアプローチがあったからといって自慢する、というのは自分の価値を自分で下げる事に繋がってしまいます。
本当にモテている人は、『私はモテている』とは言いません。逆に、しきりに『私はモテている』と口に出す事により、傍から聞いている人に『私はあまりモテない』と言っているように聞こえてしまうかもしれません。自慢しなくても自尊心を保つことのできる、大人の女性を目指しましょう。
男性のあら探しがひどい
男性へ求める理想が高くなり過ぎてしまうと『顔は良いけど話がだめ』『性格は良いけど収入が低い』など、少しでも理想とズレた部分を見つけると、『この人はダメ』とレッテルを貼ってしまう女性もいます。
このような感覚で婚活をしていると、男性に対してリスペクトのない態度を取ってしまう事に繋がってしまい、良い関係が築けなくなってしまうかもしれません。
男性の収入や、ルックス、エスコートの上手さなど、表面的な部分ばかり見ずに、素直に男性の事を認めてあげましょう。全ての人は、仕事や趣味、人生経験において、何かしら今までの自分が経験していない事を経験してきています。相手の男性の話に真剣に耳を傾けてみたら、自然とリスペクト出来る部分が見つけられるはずです。
売れ残り女の傾向
婚活にしっかり向き合わないと、売れ残り女になってしまうかもしれません。
年収、容姿、学歴、年齢などにこだわり過ぎて、少しの妥協も出来ずにお見合いを断り続けてしまうと、気づいたら時間だけが過ぎていた、という事になりかねません。
友人のパートナーにスペックで負けたくない、とプライドが邪魔をしてしまったり、『これだけ婚活に時間とお金をかけてきたのだから』と妥協出来なくなってしまい、相手を選り好みし過ぎてしまうケースもあります。
逆に、婚活に対して受け身になってしまい、自分から相手にアプローチをしないケースや、結婚を半ばあきらめて、女同士で結束して寂しさを紛らわせるケースも見られます。
また、自立心の強いハイスペックな女性は、結婚そのものを、自分のキャリアに傷を付ける『コスパの悪い行為』として切り捨てて仕事に打ち込んでしまい、気づいたら売れ残り女になってしまった、という事態を招いてしまう事も。
婚活女子の対策|行動編
やばい・痛い婚活女子にならないための行動について、対策をまとめました。
婚活中の女子会はデメリット>メリット
婚活中の女子会はメリットよりデメリットの方が多いです。
独身の友人との女子会は『独身なのは自分だけじゃない』という安心感も手伝い、とても楽しいものに感じやすく、ついつい常態化してしまいます。そして『男性受けする自分』ではなく『女子受けする自分』を演出するようになってしまうのです。
同じ悩みを抱える女子同士で結束する事は、婚活に疲れた自分を安心させてくれ、承認欲求も満たしてくれるかもしれません。しかし、そこに依存してしまうと、結婚からは遠ざかってしまうでしょう。
婚活中の女子会は、『普段話せない話をする、たまの憂さ晴らし』程度の感覚で楽しむことをおすすめします。
男性の年収の相場を知って条件を見直す
『お金と労力をかけて婚活してきたのだから、結婚する相手の年収は高い方が良い』
そう思う気持ちは解かりますが、実際の男性の年収の相場とあまりにもかけ離れた金額を希望してしまうと、男性から引かれてしまう原因になります。
実際のところ、正社員未婚男性の9割は年収500万円以下です。
男性の世代別平均年収を見ると、20~24歳で約256万円、25~29歳で約302万円、30~34歳で約349万円、35~39歳で約394万円となります。
このように、婚活に取り組むボリュームゾーン(20~39歳)の男性は、総じて年収400万円以下の可能性が高いのです。
男性に400万円以上の年収を求める=マッチングのチャンスが減る、という事は頭に入れて婚活をしていくべきと言えるでしょう。
婚活に必要な女子力って?
『幸せな結婚をするためには、女子力をアップしなければ』と思っている女性は多い事でしょう。しかし、実際のところ、婚活に女子力は必要なのでしょうか。
精一杯オシャレをして、メイクもバッチリ、ダイエットも怠らずにスタイルをしっかりキープする。こういった『女子が求める女子力』もあるに越した事はありませんが、幸せな結婚をするための『絶対条件』ではありません。
男性は結婚相手に選ぶ女性に対して、そこまで見た目の美しさを求めてはいません。それよりも、一緒にいて落ち着く事ができたり、生活感があり、人生を二人三脚で歩む事のできる女性を求めています。
見た目を最低限整えたら、次は内面の女子力アップを心がけましょう。
女子から告白、誘うのはアリ?
女子の方から積極的にデートに誘ったり、告白すると男性に嫌がられるかな、と思う方もいるかもしれません。しかし、実際のところ、女子も積極的にアプローチをした方が、成婚に近づくことができます。
男性側も、告白して上手くいく確信がある程度無いと告白に踏み切れないものです。積極的に行動することで、相手に『あなたといると楽しい』という自分の気持ちが伝わり、自信を持ってもらう事ができるかもしれません。
もちろん、一日に何十回も連絡する、というのはやり過ぎですが、ある程度の積極姓が無いと、チャンスを逃してしまいます。
女子高育ちの注意点
女子高育ちでも、婚活するにあたって基本的に問題はありませんが、注意が必要なケースもあります。男性とあまり関わったことのない女子の場合です。そんな女子を二つのタイプに分けて解説します。
A・・ 奥手タイプ
男性とどう接して良いか分からない、奥手タイプの女子は、まず、お付き合いを前提としなくても良いので、練習のつもりで男性と話してみましょう。そうするうちに意外な自分の一面が発見できたり、男性と話す楽しさを知って恋が芽生えるかもしれません。
B・・リベラルタイプ
女子高で厳しい部活動に明け暮れ、社会に出てからはバリバリ働いている。男受けする事にあまり興味がない。
そんな自立心旺盛なリベラルタイプの女子は、無理して自分を着飾る事はせず、そのままの自分で婚活に望めば良いでしょう。素の自分をさらけだして、受け入れてくれる男性を探す事が、幸せな結婚への近道です。
婚活女子の対策|知識編
やばい・痛い婚活女子にならないために、知っておいた方が良い知識をまとめました。
婚活女子が求める、普通の男性とは?
多くの婚活女性が『普通の男性』を思い浮かべると『年収400~500万円、自分より5歳年上くらいまで、大卒、容姿端麗、普通のコミュニケーション能力を持っている』といった感じになります。
しかし、実際のところ、このような男性は『普通』ではありません。
実際の普通の男性のスペックとは?
実際の男性の年収ですが、上述の通り、婚活世代のボリュームゾーンである20~39歳の男性は、年収400万円を超えていない方が多いです。また、その半数は大卒ではありません。
容姿端麗であるのか、普通のコミュニケーション能力を持っているのか、については、数値化できない部分であり、個人の価値観によるところもあります。
ただ、一つ言える事は、婚活女子が考えている、これら4つの条件を合わせ持つ男性は、『普通の男性ではない』という事です。
今一度、自分の中の普通の男性像を見直してみても良いかもしれません。
参考:普通の女性のスペックとは?
普通の女性とは、どのような女性なのでしょうか。
結婚相談所に登録している女性の年齢は、30~40代が最多です。世代だけで見た場合、この世代の女性が、『普通の女性』ということになります。
また、2010年に行われた、国立社会保険人口問題研究所による『結婚と出産に関する全国調査』において、男性が結婚したい女性との年齢差は、
・年上‥6.9%
・同い年・・35.8%
・年下・・57.3%
という結果になっています。
すなわち、女性が求めるようなハイスペックな男性は、『普通の女性』である30~40代の女性よりも、(世代的に)ハイスペックな、年下の女性を求める可能性が高い、という事です。
ハイスペックな男性を希望する女性は、今一度、自分がハイスペックに見えるのか、客観視してみても良いかもしれません。
幸せな婚活終了を目指すために
婚活とは、長引けば長引くほど辛いものです。その辛さによって、『こんなに辛いし、お金も時間もかけてきたのだから』と対価を求めてしまい、結果的に求める男性の理想が高くなりすぎたり、自分はモテると勘違いしやすくなってしまうのかもしれません。
とはいえ、そういった状態になってしまうのは『幸せな結婚』を望んでいるからであり、これは女性として正しい姿です。
正しい道を進んでいるのだから、後は自分のバランスを整える事ができれば、幸せな結婚にたどり着けるはず。
まず、男性についての正しい知識を知る。そして出来るだけ友人や家族と、婚活における自分の思いを共有し、自分を客観的に見たアドバイスをもらいましょう。こういった習慣をつける事が出来れば、自分にも、相手にも色眼鏡をかけずフラットな状態で関わる事ができ、良い出会いが訪れやすくなるはずです。
この記事が婚活に悩む女性のお役に立てれば幸いです。最後までお読み頂き、ありがとうございました。