一昔は、結婚に対しての意識が自分だけではなく、周囲も含めてかなり強いものでした。しかし、現代結婚に対する意識は女性の社会進出と共に薄れていき、本人の意思を尊重するようになりました。
そして現在、結婚を望むものの相手がいないという等で『婚活ブーム』というものができるほど独身の方も結婚に向けて動いています。
しかし、婚活について未だに非難意識を持つ人やマイナスイメージを持ち「婚活はしたくない」と思っている人は少なからずいます。
なぜ婚活をしたくないという人がいるのか、その場合どのような心境なのかケース別に分析、対策をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
「婚活したくない…」ケース別分析と対策
婚活をしたくないと思っている人は、様々な理由があり婚活を望んでいません。もちろん婚活をしている人を非難するというのではなく、自分自身の問題である場合が多く、その悩みを誰にも打ち明けることなく心の中にしまっています。
なぜ婚活をしたくないと思うのか、その心境や状況についてケース別に4つ紹介していきます。中にはあなたに近いケースがあるでしょう。
婚活について悩んでいる方はぜひ参考にしていただき、どのような対策を取るべきなのか、その後の行動などに活かしてください。
ケース①婚活はしたくないが結婚はしたい
結婚を望んでいる男性、女性は多くいます。特に30代から上の人は仕事もプライベートも落ち着き、結婚に対してふと意識することがあるのではないでしょうか。
しかし、今まで結婚を考えてきていなかった人にとって結婚に対する急な意識の変化というのは彼氏や彼女がいない状態ではどうしようもできません。
そして結婚に対しての意思が強くなり一人焦ることもあるでしょう。そのような時に婚活を始める人が多くいますが、婚活を望まないという人もいます。それは何故なのでしょうか。
ケース①分析|婚活にマイナスイメージ
『婚活』=『自然な出会いではない』というイメージを持つ人がこのようなケースに当てはまりす。
自然に男女が何らかのきっかけで出会い、恋愛に発展してそのまま結婚をするというのは誰もが憧れる情景でしょう。
しかし、厳しい現実として結婚を意識し始めた30代以降の男性女性にはこの『自然な出会い』という期間は過ぎてしまっているのです。
女性に関しては男性以上に厳しい現実になります。30代女性の市場価値というのは自分が思っている以上に低く、男性が求めている女性にあてはまらないこともあります。
そして、自然な出会いを望むということは相手に求めているスペックが20代の頃のように高いままというケースもあります。
このままいけば婚活に対してマイナスイメージを持ったまま、自然な出会いを待っていると更に婚期は遠のき、自分の望む男性に出会う確率はどんどん下がっていくでしょう。
ケース①対策|婚活をもっと知る
この状況を打破するには、まず婚活がどのようなものなのか知る努力をしてみましょう。知らずにマイナスイメージを持ち続けるのはとても勿体ないことです。
婚活サイトを見てみると成功例やどのように婚活から結婚まで至ったのかなど体験談も載っています。そのような内容を見ることで、婚活がどのようなものなのか知ることができるでしょう。
そして、現在自分がどのような状況下にあるのか、自然に出会い恋愛結婚が可能なのか調べてみることも一つです。「自分は違う」「きっと大丈夫」という思い込みは決して良い方向へ進みません。
まずは自分の年齢や考えなどを含め、自分や相手から見る条件に合っているのか知ることで今後の行動も、自分の価値観も変化していくでしょう。
(『婚活におけるあなたの市場価値は?現状を知れば価値の高め方が分かる!』
こちらのサイトでは年齢別の婚活市場における男女の違いや市場価値を知る方法など細かく記載されています。ぜひ参考にしてみてください。)
そして、自身で婚活が何故できないと思っているのか、何がそこまで悪いのか原因を突き止め、自然恋愛と婚活を選ぶならばどちらが良いのかなど総合的に見て判断をしてみましょう。
結婚願望が高い人ほど、結婚に対しての意欲も高いはずです。そのような意識を持っているならば婚活をすることで最も早く結婚できる可能性も高くなります。
恋愛結婚と婚活結婚での違いについてイマイチ分からないという人は、『婚活で相手を好きなれない時の段階別の理由と対策』に説明がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
ケース②婚活してまでは結婚したくない
婚活をしたくないという人の中には、このような考えをもつ人もいます。このような場合には、結婚できる機会に巡り合うことができれば結婚しようと思っているので、自分から行動するという意識はありません。
では、もっと深く掘り下げてみると、婚活に対してどのようなイメージを持っているのか、結婚に対してどのような意識を持っているのか分析してみましょう。
ケース②分析|婚活にマイナスイメージ+結婚願望が低め
婚活ということに対してマイナスイメージを持っていることは間違いないでしょう。現在婚活は主流となってきているものの、少し前は「モテない男女が訪れる所」という認識が強くありました。
そのようなイメージを持ったままの人は、婚活に対して大きなマイナスイメージを持っているでしょう。「そこまでして結婚をしたいとは思わない!」と思うのも当然ではないでしょうか。
しかし、そのような意見を持っているということは、結婚に対する意識も低い傾向にあります。結婚できるならしたいけど、そこまで強くは願っていないということでしょう。
ケース②対策|結婚生活と婚活をもっと知る
この対策をお伝えするとしたら、まずは結婚というものがどのようなものであるか知る必要があります。男性に多い意見ではありますが、「結婚は人生の墓場」「自由がない」というイメージをもつことも。
このような否定的意見だけ取り入れていれば、誰しもが結婚をしなくなるでしょう。しかし、今はまだ周囲で多くの人が結婚をしています。
それに疑問を持つことがあるならば、まずは結婚について知っていきましょう。メリットもあればデメリットもあり、それについて詳しく知る良い機会にもなります。
そのうえで、生涯独身でもよいのかどうか決めていく方が自分にとって納得いく答えになるではないしょうか。
それは婚活にも言えます。『婚活』という言葉を知っている人は多くいますが、その詳細を知っている人は少ないです。
婚活をすることでのメリット、デメリットを知り、結婚を望むのであれば自分にはどのような方法が合うのか考えていく必要があります。
婚活方法の一つに結婚相談所があります。この結婚相談所を利用する場合には、こちらの『結婚相談所とは?』を参考にしてみてください。
上記のことを知っても尚婚活はしたくないが、結婚はしたいと思うのであれば、どのように行動することで自然恋愛に発展することができるのかもまた考えていきましょう。
ケース③婚活していたがもう婚活したくない
婚活をしたくないという人の中には「以前婚活をしていたけれどもうやりたくない」と強く考えている人もいます。
婚活をしていたのに何故やめてしまったのか、そのまま婚活を望まなくなった理由とは何なのでしょうか。これは、婚活をしたことがある人だからこそ理解できるケースになります。
婚活をしたことがない人でも、このようなケースにいつか当てはまることもあるでしょう。そしてそうなった時の対策についても紹介していきましょう。
ケース③分析|婚活に疲れてしまった
婚活をしたらすぐに結婚ができるであろうと強いプラスイメージを持ちすぎているという人もいます。確かに、自然恋愛よりは婚活の方が結婚確率も上がるでしょう。
しかし、必ずしも結婚ができるのかと言えばそういうわけではありません。婚活はただ待てばいいというものではなく、自分から行動する必要があります。
そのぶん労力も必要となり、婚活方法によっては金銭的に辛い状況になることもあります。そのままでいけば、ネガティブな思考にも変わっていき、最終的には「疲れた」と諦めてしまう人もいるでしょう。
では、何にそこまで疲弊してしまうのでしょうか。この理由は男性と女性で多少異なります。
男性の場合は、関係を進められないということに疲労を感じてしまいます。女性が男性を見る際に注目しがちな事は、その男性の肩書や収入面でしょう。
そうなった時に女性の求める条件に合わないとアピールのチャンスも与えられずまた新たに自分と合う女性を探さなければいけません。そしてその繰り返しを何度もしていれば疲れてしまうのも当たり前です。
女性の場合は、男性と真逆で自分の理想とする人に合えない、価値観の合う男性がいない、気疲れしてしまうという理由が多いようです。
ケース③対策|休む・ペースを落とす
婚活をしていたということは結婚したいという願望はあるはず。むしろ強い結婚願望あることで婚活を頑張り過ぎていたということもあります。
まずは婚活から離れる時間を作りましょう。一旦婚活をストップすることや、ペースを落としてみてください。
そうすることで時間が空き、気持ちの整理やお金に余裕を持つことができます。根詰めることによって精神的に追い詰められやすく、ネガティブな思考になりやすいのです。
婚活がもう辛いと感じた場合にはどのような対策を取ることが最善なのか解説しているサイトがありますので、そちらを参考してみてください。
③「婚活、もうめんどくさい」の段階別原因と対策まとめ!男女必見です
④その苦しさは婚活地獄?状態と対処法3つをわかりやすく説明!
ケース④結婚も婚活もしたくない
そもそも結婚に興味がないから婚活もしたくないという人もいます。一昔前ではある程度の年齢になれば結婚に焦る人もいたでしょう。
しかし、現代の考え方は変わってきており結婚に対する意欲がない女性、男性が増えてきています。それは何故なのか、またその対策として何が必要なのか紹介していきましょう。
ケース④分析|そもそも結婚願望がない
結婚というのは、マイナスイメージを抱く男性女性も多くいます。それはケース②の部分でも少し触れていますが、男性も女性も結婚せずにお金も時間も自分のために自由に使いたいということが最も大きな理由でしょう。
特に女性の場合は、十分に仕事をこなすことができキャリアを積むことも可能な時代です。仕事をしていれば全て自分の好きなことに投資でき、友人との旅行や自分の好きなことにもお金を注げます。
男性もそれは同じで、結婚することが幸せだと考えている人が少なくなってきています。他にも、食事会や飲み会などで既婚者からの不満や愚痴を聞いたりしていることが要因となっています。
また、結婚をすると守らなければいけない存在が増えていきます。妻はもちろん子供ができれば親としての責任も問われ、それに対する恐怖心や不安などもあるでしょう。
このような理由が重なり、男性女性共に結婚願望は薄くなり結婚するくらいなら自由でいたいと望む人が増えてきたのです。
ケース④対策|結婚・結婚生活について知る
結婚願望がない人に結婚をしろというのはとても酷なことではあります。しかし、結婚について少しでも考える時があるのであれば、まずは自分が何故結婚に対してそんなにマイナスイメージを持ってしまったのか考える必要があるのではないでしょうか。
例えば、過去の恋愛に何かトラウマや失敗談があり恋愛や結婚に対して億劫になってしまっていることはないでしょうか。
または、先程お伝えしたように結婚に対するデメリット部分しか知らないなど何かしら理由があるはずです。
トラウマなどに関しては恋愛部分の話しになるので克服というと時間もかかるでしょうが、もし結婚に対してあまり知らないというのであれば、まずは知ることが必要です。
そして、知識などを入れた上でも結婚について考えが変わらない、結婚は必要ないと感じたのであれば、それがあなたの決めたことになるので良い決断をしたと言えます。
しかし、結婚について知り結婚も悪くないと感じたならば、これから結婚に向けてどう動くか、再度考えていきましょう。
年齢などを含めて自然恋愛が厳しいようであれば婚活について調べてみてはいかがでしょうか。
まずは婚活について知ろう
ここまで婚活をしないという方の理由をケース別に紹介してきましたが、改めて婚活について知りたい、興味が出てきたという人は婚活について知識をつけていく必要があります。
ケース別全てに言えるのは、まず「婚活とはどのようなものなのか知っていく」ということです。婚活について知らなければ行動をすることもできません。
そして、婚活方法にもいくつか種類があり、自分にどの婚活方法が合うのかということも知ることはできないでしょう。
どのような方法ですることが自分にとって良いのかを知る上でも婚活について知っていき、行動してみてください。
初めての婚活のおすすめ方法
どの婚活を行うか決めるための基準は、まず『結婚願望』です。結婚に対してどれだけ強い意識を持っているのかで婚活方法を決めることができます。
では、婚活を行っていく上でどのような方法があり、どのようなメリットデメリットがあるのか紹介していきましょう。
<結婚相談所>
結婚願望度 | ★★★★★ |
費用 | 10~50万円以上 結婚相談所によって大きく異なる |
メリット | ・結婚相談所の担当者がサポートにつくので初心者でも安心できる。
・結婚率が高い ・カウンセラーなどが常備している結婚相談所もある ・国際結婚も可能 ・価値観や年収など様々な点で相手を見ることができる |
デメリット | ・費用が高い
・相手を見つけられる回数が限られている ・登録から成婚まで流れがある |
<婚活パーティー>
結婚願望度 | ★★★★☆ |
費用 | 1回につき5,000円~ |
メリット | ・多くの異性と出会うことができる
・気になる相手を自分で見つけることができる ・交流会のように楽しむことができる ・その日に連絡先の交換が可能 |
デメリット | ・マッチングできなければ次の機会を設ける必要がある
・多くの情報を得られる時間がない ・コミュニケーション能力が求められる ・外見で判断される可能性が高い |
<婚活アプリ>
結婚願望度 | ★★★☆☆ |
費用 | 女性:無料の場合が多い 男性:3,000~4,000円(月) |
メリット | ・手軽に始めることができる
・婚活に時間をあまりかけず、アプリ一つでマッチングが可能 ・自分で相手を見つけることができる ・金銭的負担が軽い ・その後のやり取りも全て自分たちでできる |
デメリット | ・個人情報が悪用される危険性がある
・結婚願望がない人もいるため、遊びで終わる関係も ・写真加工などが可能なため、会うとギャップがある ・責任は全て自分になる |
まとめ
婚活をしたくないと考える人は、婚活について何も知らない人が多いです。まずは婚活とはどのようなもので、どのような方法があるのかなど情報収集をしてみてください。
そして、自分の結婚願望がどれだけあるのか、また結婚に対するイメージとはどのようなものなのかなど改めて向き合う必要があるでしょう。
結婚というのは、生半可な気持ちで決めるものではなく、生涯どのような人生を一緒に歩んでいくのか決めるきっかけにもなります。
そのため、慎重に行動することはもちろんですが、結婚に対して臆病になる必要はありません。何事も全てが悪い方向へ行くというのはなく、必ず幸せな道もあります。
それを掴むためにも、結婚や婚活のメリットをもっと知って行動してみてください。