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結婚相談所とは?
「結婚相談所」は結婚相談事業者の仲介・コンサルティング・マッチング支援を提供し、婚活へ取り組み方へ結婚相談サービスを提供する事業者のことを指します。
一般的に「結婚相談所」と呼ばれるサービス事業は、特定商取引法で 「結婚又は交際を希望する者への異性の紹介」をする業態、結婚相手紹介サービス業とされています。
なので「結婚相談所」は正確には「結婚相手紹介サービス業」と呼ぶことが正しい形となります。
結婚相談所の事業者数は全国3,700-3900社存在し、その会員数は約50-60万人を数えます。50万人の内訳は男性6:女性4の比率であり男性会員がやや多い傾向となっています。
市場規模としてはかなり大きく、全国3,700-3900社全体での売上高で約500-600億とされている為、婚活市場全体で見た際にはさらに大きい規模感となります。
「結婚」は人生に関わる重要な決断である為、優先度を高くもって品質の良い婚活をする為に、それなりのお金を支払ってより良く納得のできる結婚相手探しを行いたいという需要が世間には大きく存在します。
結婚相談所は人生のパートナー探しをしっかりと確実に進めたい方のお相手探しの伴走者として存在している事業と考えても良いでしょう。
結婚相談所のタイプは大きく分けて2種類
結婚相談所は大きく分けて「仲人・結婚相談室型サービス」「データマッチング型サービス」の2種類のサービス形式があります。
仲人・結婚相談室型サービス(仲人型)
仲人・結婚相談室型サービスは婚活の推進・サポートにおいて仲人が介在してくることが最大の特徴です。
仲人とは「日本において、人同士の間に入り、人間関係を仲立ちする役割の人。
特に男女の間で結婚の仲立ちをする人を指す」とされ、イメージとしては学校や職場の先輩、恩師、地域の実力者、親戚などが仲人として役割を果たしているような印象を感じる人も多いのではないでしょうか。
結婚相談所でいう「仲人」とは婚活をお世話してくれる結婚相談所スタッフのことを指し、事業者によって呼び名は様々ですが「コンシェルジュ」として会員にサポートを提供する事業者は仲人・結婚相談室型サービスを提供している事業者となります。
データマッチング型サービス(データマッチング型) ※データ検索型を含む
データマッチング型サービスはインターネット利用を中心に活動を進めていくことが特徴です。
「データマッチング」の言葉の通り、自身の情報や交際や結婚を希望する相手の条件をデータベースの登録し婚活を進めます。
データ登録後は、他の異性が登録している公開データを確認しマッチング調整を行います。マッチングはシンプルで、実際にあってみたい異性に対し、オファー出し、メッセージ交換に進みます。
メッセージのやり取りを通じてお互い会うことに合意するようであれば顔合わせを行い交流を深めていくといった仕組みです。
結婚相談所事業者が独自でデータベースやマッチングサービスのシステムを構築しているので、結婚相談所会員は所属する結婚相談所に登録してある会員とデータマッチングを進めます。
結婚相談所の事業者間で登録データを連携しサービス提供している場合もあるので、自分が希望する結婚条件にマッチした会員が多く存在しているかを予め確認しておくことも結婚相談所選びに重要な要因となります。
広告でよく目にするオーネット、ツヴァイ等を指します。他にも様々な事業者が存在します。上記の他、IBJ、パートナーエージェント等も大手企業が運営、全国規模で展開されており、どこも数万名の会員数を持っています。
仲人型/仲介型 | データ検索型
(インターネット型) |
データマッチング型 | |
主の事業が
該当する会社 |
パートナーエージェント、IBJ、
ゼクシィ縁結び、エン婚活、サンマリエなど |
楽天オーネット、ツヴァイなど
、ノッツェ、エキサイト恋愛結婚、Yahoo!縁結び、ブライダルネットなど |
楽天オーネット、ツヴァイなど |
活動方法
紹介/マッチング方法 |
・相談員が担当し、紹介されたり、婚活
のサポートを受けながら活動していく仕組み。 ・規模のある会社は、データ検索型やデータ マッチング型などとハイブリッドにしている傾向 ・一方、ローカルエリアの地元密着型の会社 はこの仲人型のみであることも多い |
・登録してある会員情報から、スマホやPC
からお相手を検索できるサービス。 ・希望に沿うお相手に申込みをだし、OK をもらった場合に詳細情報を閲覧でき、 合意した場合に顔合わせとなる。 |
・登録してある会員情報と、お相手への
希望条件で、合致した人から規定人数 を毎月紹介される仕組み。 ・紹介は、これまで成婚した組合せ統計 に近いものから紹介。 ・会員数が多い会社が行う傾向あり |
長所・メリット | ・本気で結婚を考えたい人にとって、確実性
が高い手段。 ・人が介在するため、お見合い率、交際率、 成婚率は高くなる。 ・相談員からの助言、サポートを受けられる。 相談員を通じて、相手の意見を伺える。 |
・自分の好みの条件で探すことができる。
・自分の都合で婚活を進められる。 携帯・PCから探せるので、スキマ時間 で探せる。 ・価格が安いところが多い。 |
・会員数が多い。自分の理想に合った
お相手が存在している確率は高い。 ・仲人・結婚相談質型サービスと違い、 成婚料が発生しない。 ・携帯・PCから探せるので、スキマ時間 で探せる。 |
短所・デメリット | ・費用は高め。成婚料もかかることが多い。
・相談員との相性に左右されるケースが多い。 ・紹介やお見合いのフィードバックなど、相談員 と話す必要があるので、自分都合だけでは 進められないこともある。 |
・会員の内面的な質は保証されない。
嘘などもつけてしまう。 ・相談員のサポートがないので、自身で 検索してアプローチ〜出会いまでを 結び付けなければいけない。 |
・相談員のサポートがない/少ないので、
自身で検索してアプローチ〜出会いまで を結び付けなければいけない。 ・実際のお見合いに結びつく可能性として は高くない。 |
どんな人に
向いているか |
・結果を求める人、確実性を求める人
・サポートが必要な人(自信がない、経験が少ない等) |
・自分で動きたい、選びたい人
・忙しい人、スキマ時間で動きたい人 ・ある程度、自分に自信がある人 |
・会員数の多さを重視する人
・忙しい人、スキマ時間で動きたい人 ・メジャー感を重視している人 |
結婚相談所のタイプを理解して婚活を進めよう
ここまでにご紹介したように結婚相談所には大きく「仲人・コンシェルジュ型サービス」「データマッチング型サービス」が存在し、結婚相談所によって提供しているサービスに特徴があります。
全国約4,000社の事業者数が有るため、やみくも選ぶのではなく、納得のいく婚活が実施でき希望の結婚相手をマッチングできる条件を自分の中で整理して、適切な結婚相談所を選びましょう。
結婚相談所・婚活に対し世間から高まる理解
一昔前は結婚相談所に登録する、しているということにネガティブな印象を持つ方も一定数存在していました。
現在の世間からの印象と比べると、世間全体で大きく「婚活」に対する印象がポジティブに変わって来ています。
これは「婚活」の手段が結婚相談所・婚活パーティー・マッチングアプリ、街コンetc、多様化してきていて、日常の中で軽く触れ合える婚活コンテンツが普及してきたことが一因といえるかもしれません。
特にマッチングアプリは「結婚」という基準よりもライトな形で、相性の良い相手を探すことが可能な性質であったり、気軽にアプリ利用を開始できることや低額の月額での利用といった要素からハードルが低い内容になっています。
婚活コンテンツに触れる経験が多くなってきたことで、「婚活」が市民権を獲得してきていることで、より本腰を入れて結婚相談所に登録している方に対しても世間からの理解がある形と変わってきている訳です。
また昔と比べ「結婚」は「しなければならないもの」ではなく「したければするもの」といった形で世間が感じる意味が変わってきたことも「婚活」への理解と関係していると言えます。
生涯未婚率が高まる今だから婚活サービスを利用すべき
世間の結婚に対する印象が変わってきたことで、日本の生涯未婚率は年々高まりつつあります。
2015年の総務省・国勢調査に見る30~34歳男女の未婚率推移の調査によれば、生涯未婚率は男性で47.1%、女性では34.6%と発表されています。
約、男性の2人に1人、女性の3人に1人が生涯結婚をせずに過ごしている統計データとなっています。
この生涯未婚の層も結婚に対して否定的な訳ではなく、結婚を希望する条件のあてはまる相手と巡り合っていないということがシンプルな理由です。
昔と違い甲斐甲斐しく未婚の方の世話をやく存在は現代社会では数を減らしており、なかなか出会いの場を見つけることができない、もしくは自分から積極的の婚活の場を生み出していくことが苦手な方には結婚相手と出会う機会が昔よりも減っているといえます。
今は寂しくない、困ってなくても、年齢を重ねると共に一緒の人生を歩むパートナーの必要性を感じてくるというのはよくある話ですが、世間から「婚活」へ理解が高まってきている今だからこそ、結婚相手探しに興味がある方は婚活サービスを利用してみてはいかがでしょうか?
結婚相談所側で見る結婚相談所の役割
結婚相談所で受けられるサービス内容をよりイメージしやすくする為に、結婚相談所側がサービス提供にあたり、どのような形で会員へ対応しているかをまとめたものが下記です。
結婚相談所の仕事の流れ:会員と面談しお相手紹介
結婚相談所のスタッフ、ここではコンシェルジュと呼称します。コンシェルジュの仕事はまずは会員と面談し会員の理解を深めることから始まります。
良い会員マッチングを実現させる為には会員の魅力をしっかりと表現するプロフィール作りがMUST。年齢・家族構成・年収・職業などの基本情報から、趣味や興味関心のある事象などを記載し魅力を伝えるとともにミスマッチが生じないプロフィールを作成サポートします。
この際、コンシェルジュのコメントも重要な要素で、客観的な情報として、コメント内容をお見合い相手の検討要素の一つと見ている会員も存在します。
良いマッチングのきっかけとなるよう、会員理解へ努めるとともに魅力を適切に表現できるサポートを実施していきます。
結婚相談所の仕事の流れ:お見合いのセッティング
会員理解の深める中で、結婚を希望する相手の条件についても要件を整理し、良いご縁となる可能性のある会員をピックアップし、双方への推薦と、お見合いへの意志確認を進めます。
いくら登録データ上がら条件がマッチして気が合いそうと感じたとしても、お見合いの場では緊張するのが当たり前。
お見合いに進む場合は、当日を良い時間とできるように会場のセッティングや、当日お話される内容のアドバイスを会員と話したりとサポートを行います。
会員との相談となりますが、口下手な会員さん、もしくは初のお見合いで緊張することが懸念として分かっている場合は、お見合い関係者の同意の上で当日同席して場を和ます役割をすることもあります。
結婚相談所のシステムで、お見合いを複数回実施できることが分かっていても、会員にとっては一定の月額や入会費を払って、お見合いに至っていることを念頭に置き、価値ある時間とできるよう誠実にサポートを実施します。
結婚相談所の仕事の流れ:お見合い結果の取次
お見合いが終わった後は双方に交際の意志を確認し、各会員へ伝言します。
先につながる素晴らしい出会いになることもあれば、お見合いの中でちょっと違ったかなと感じることがあれば無理にマッチングせずにまた新しくお見合いの調整していきます。
通常の恋愛よりも、結婚を意識しての交際打診とるので、お見合い後の回答については会員は大変悩むもの。納得に結論がだせるようお話を聞き、重大な結論を出そうと悩む会員を支えます。
お見合いの結果は、交際希望にせよ、お断りにせよ、コンシェルジュから相手へお伝えします。大切な連絡となるので、回答は出次第、電話やメールで丁寧にお伝えします。
お見合い結果で双方が交際スタートを希望されれば晴れて交際関係が開始されます。
結婚相談所の仕事の流れ:交際のサポート
せっかく交際開始に至っても、通常の恋愛と違い何度も出会って愛を確信しての交際打診とは気持ちが違う場合もあります。
どちらもデートのきっかけなどが作れず、交際関係が流れてしまうこともあります。できるだけ交際が良い関係となるように、交際開始した後はデートの状況を把握したり、ヒアリングで結婚を意識できる関係になれそうか、伴走支援を続けていきます。
会員の自発的な行動や意志は尊重しつつ、できる限りのサポートを実施し、結婚を意識できる相手なのかの判断について会員が検討していくことを支援していきます。
結婚相談所の仕事の流れ:プロポーズをフォロー
交際期間を重ね、ついに結婚をしたいと相手に伝えるプロポーズを実施すると会員の気持ちが至れば、プロポーズのサポートに入ります。
お見合いの時と同様に二人が良い関係性になることを応援すべく、プロポーズのシチュエーション、伝え方を会員と一緒に計画していきます。
その中ではプロポーズが失敗したらと悩むメンタルへのケアもかかせません。プロポーズが無事完了し、かつ結婚へ同意が得られる形となれば、晴れて成婚です。
成婚の意志確認をもって、無事にそのまま結婚へ進まれるようであれば、結婚相談所からの卒業手続きをサポートしていきます。
結婚相談所の料金について
結婚相談所や婚活サービスの料金は事業者によって様々です。
別途記事で相場についてお伝えしますが、費用の仕組みとしては「データマッチング型サービスのシステム利用代として月額発生費用」「成婚時の報酬費用」で大きく分かれます。
他に入会金、お見合い費用なども発生してきます。ここではそういった形で費用が発生していくことだけご理解いただければと思います。
やっぱり婚活サービスや結婚相談所利用のメリットは大きい
婚活が様々な手法で選択肢が提供できる世の中になっている現在、自身の利用しやすい婚活サービスを利用していくべきです。
より手厚いサポートを受け、相談しながら婚活を進めたい方には結婚相談所がおすすめとなります。
結婚相談所は基本コンシェルジュが担当してついてもらえることや、結婚相談所に登録している会員がそもそも結婚に対し意識が高まっている層であるからです。
結婚に対しモチベーションが一定は存在していることが分かっていれば、本気で向き合っていく価値があります。また慣れるまでは結婚相談所に通ったりお見合いすること自体がストレスになりことも。
結婚相談所の担当コンシェルジュは同様の悩みを持つ会員の支援を何十、何百と支援してきている存在であり、頼りになることが間違いあれません。
婚活への熱意があるようであれば結婚相談所に登録し、本腰を入れて婚活に動いてみることをおすすめします。
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